【2024年度版】神奈川県のお花見スポット10選


春の風物詩といえば桜とお花見。一度は見たい桜の名所やスポットをご紹介します。桜とお城のコラボレーションや山一面の桜景色、大木のしだれ桜などなど…神奈川県にある、多彩なスポットをピックアップ。開花時期、夜のライトアップ情報と一緒に紹介します。

【横浜市鶴見区】県立三ツ池公園

面積29万7000平方メートルの起伏に富み、名前の通り上、中、下の3つの池を豊かな樹林に囲む神奈川県の公園で、そのすばらしさは「さくら名所100選」にも選ばれているほどです。2月中旬に開花する寒桜を皮切りに、多様な品種約1000本の桜が時期をずらしながら花を咲かせ、ウコンザクラやヨコハマヒザクラなどの珍しい品種まで多数の桜が楽しめます。

また三ツ池公園では、2024年3月16日〜4月14日まで「桜まつり」が開催され、平日も含め園内のキッチンカー台数を増強。花見の季節に園内を楽しめるようになっています。

【横浜市南区】大岡川プロムナード

横浜市営地下鉄ブルーラインの弘明寺駅からすぐのところにあり、弘明寺商店街を横切るように流れる大岡川。大岡川に沿ってのびる約3.5kmのプロムナード沿いには、500本のソメイヨシノが植えられています。開花期間中は観音橋(弘明寺商店街)から清水橋の区間にぼんぼりが灯り、淡いピンク色の桜がライトアップされます。

2024年3月23日(土)・24日(日)に「第1回みなみ桜まつり 2024」が蒔田公園で行われます。3月22日(金)〜4月7日(日)の18時〜21時にライトアップ・ぼんぼり点灯が実施され、3月22日(金)16時30分頃、さくら橋(弘明寺かんのん通り商店街中央付近)で点灯式が行われます。

【三浦市】三浦海岸

三浦海岸駅から、メイン会場である小松ヶ池公園までの京急線沿線沿いに広がる河津桜が楽しめます。さくらの木の下には菜の花も植えられており、ピンクと黄色のコントラストが見事の一言。2月ごろから満開となり、多くの観光客が訪れます。

河津桜が楽しめる時期には「三浦海岸桜まつり」が開催され、三浦海岸駅前や会場までの道のりで、地元の野菜販売や飲食店が多く出店します。夜間にはライトアップも行われ、そちらも合わせて楽しみましょう。

【横浜市中区】山下公園

海への眺望が美しい、言わずと知れた横浜を代表する観光名所です。園内の花壇やバラ園では、1年を通じて季節の花々が楽しめますが、春の時期は「日本郵船氷川丸」や「横浜マリンタワー」をバックに桜が撮影できます。横浜ならではのお花見スポットで、特に公園の東側、「世界のひろば」周辺の桜は見事です。

横浜を代表する観光名所、山下公園の桜が見頃を迎えます。園内には、ソメイヨシノやしだれ桜など約30本が植えられており、海をのぞむ景色はもちろん、日本郵船氷川丸や横浜マリンタワーをバックに咲き誇る桜が楽しめます。

【横浜市中区】根岸森林公園

園内約400本の桜(ソメイヨシノ)があり、桜山の開花が始まると青い空を背景に桜の花がピンクの雲海の様に見えることで有名です。まさに絶景ともいえる景色を作り出し、2024年3月30日(土)~4月7日(日)の期間は、桜まつりが開催されます。期間中の週末は、お弁当や地元産品の出店販売も行われます。

周園路に福禄寿、普賢象、楊貴妃、御衣黄など遅咲きの桜も植えられ、桜の時季を長く楽しめるよう工夫されています。

【横浜市西区】伊勢山皇大神宮

明治初年に創建され、令和2年に創建150年を迎えた伊勢山皇大神宮は「横浜総鎮守」、「関東のお伊勢さま」として知られ、はまっ子そして横浜港の守り神です。創建150年を記念して、伊勢神宮から古社殿を譲与され新本殿として移築された。ソメイヨシノにシダレザクラ、ヤマザクラ。咲き誇る桜花に、境内は美しく彩られます。

桜の開花時期には美しく咲く花が、伊勢山皇大神宮の境内を彩ります。例年、3月中旬~4月上旬頃が見頃で、桜の本数としては多くはないかもしれませんが、参道の石段を登ったところに見えてくる鳥居と桜の組み合わせが美しいです。

【横浜市中区】元町公園

横浜の山手地区にある緑豊かな公園で、ソメイヨシノ約80本が咲き誇る光景が堪能できます。満開の時期には、山手本通りのエリスマン邸の前や、山手234番館前のレトロな公衆電話あたりは桜の散策でにぎわっています。また、元町ショッピングストリート側に下りる額坂からの桜や流れの付近でも花見を楽しめます。

園内には、ジェラール水屋敷跡や山手80番館遺跡など、歴史的に貴重なものが数多くあります。横浜山手西洋館の山手234番館、エリスマン邸、ベーリック・ホールは、いずれも無料で見学することが可能です。

【横浜市金沢区】称名寺

称名寺は神奈川県横浜市金沢区にある寺院です。金沢北条氏一門の菩提寺である真言律宗の古刹。浄土式庭園の形式を保つ境内は、現在では珍しく庭園史上重要な位置をしめ、朱塗りの赤門をくぐると桜並木の参道が続いています。

例年、3月下旬~4月中旬頃にかけてが、桜の見頃の時期です。開花時期になると、朱色の反り橋や平橋を桜が彩る光景が楽しめる。池の水面に映る桜もまた美しい。

【横浜市戸塚区】柏尾川プロムナード

横浜市戸塚区の柏尾川は、延長約11km続くの二級河川。柏尾川プロムナードでは、例年3月下旬~4月上旬にかけて、ソメイヨシノなど約350本の桜が見頃を迎えます。自然の中で優雅に舞う花びらが訪れる人々の心を魅了し、多くの観光客で賑わっています。桜の木々が川岸に沿って広がり、その花が水面に映る様子は、まるで優美な絵画のような美しさです。桜

2024年3月23日(土)13:00~15:30第68回戸塚桜まつりが柏尾川、朝日橋付近で開催され、多くの花見客で賑わっています。散策路には桜並木が続き、春の陽光の下で心地よい散歩が楽しめます。

【横浜市中区】三渓園

和の風情ただよう日本庭園の桜。約17万5000平方メートルの園内に、京都や鎌倉などから集められた、三重塔などの古建築17棟が点在しています。桜と調和した景観は横浜でありながら古都を思わせます。夜はライトアップされ、昼間とはまた違った趣の桜の風景が楽しめます。

ソメイヨシノやヤマザクラなど250本の桜が、三溪園の園内を華やかに彩ります。茶店では、期間限定メニューが提供されており、ゆったりとお花見を楽しむことができます。17時30分頃からはライトアップも実施され、桜や古建築が宵闇に浮かび、昼間とはまた違う風情が楽しめます。

まもなく春本番!

まもなくお花見の季節が到来します。記録的な暖冬だった今年は、西日本の太平洋側を中心に、桜にとって“目覚め”の悪い春になりそうだと言われています。その代わり、荒天や極端な高温がなければ、桜の見頃は長続きしてお花見の季節を長く楽しめるかもしれません。ぜひ、開花情報をチェックしながら、春の訪れと桜の儚さを楽しんでみてください。