【2024年度版】京都府の花手水スポット6選


神社やお寺で参拝をするとき、柄杓(ひしゃく)で水をすくって身と心を清める場所を手水舎(ちょうずしゃ)といいますが、手水舎の手水鉢(ちょうずばち)に花を浮かべたもの「花手水(はなちょうず)」がSNSを中心に注目を浴びています。今回は、京都の花手水スポットについて紹介します。季節の旬な花々を浮かべる花手水の華やかな見た目に癒やされてみてはいかがですか。

【長岡京市】楊谷寺

美しい花手水が見られる場所として有名な「楊谷寺」では、歴史と四季を感じられる聖地にしたいと、数年前から花手水を行っています。SNSなどで話題となり花手水発祥の寺として、全国的に知られるようになりました。

紫陽花の名所としても知られる楊谷寺では、紫陽花の見頃を迎える毎年6月初旬~7月上旬にかけて、境内に京都最⼤規模の約5,000株の紫陽花が咲き誇ります。それにあわせ、境内にる数カ所の花手水では、紫陽花が浮かべられとても見事な花手水を見ることができます。

【京都市左京区】金戒光明寺

新選組発祥の地として知られるくろ谷 金戒光明寺。こちらの花手水は、季節の草花を浮かべた手水鉢をぐるりと囲むアヒルの人形が特徴です。元々は亀の人形を飾っていましたが盗難にあい、参拝者が寄進したアヒルの人形を飾ったところSNSで可愛いと話題になったんだそう。ぜひ、ほんわかとしたアヒルの表情に癒やされる季節の花手水を訪ねてみて。

【京都市上京区】北野天満宮

学問の神様・菅原道真公を祀る全国天満宮・天神社の総本社である北野天満宮。楼門横の手水舎では、生け花のような躍動感ある美しい花手水が設置されています。花手水は毎週入れ替わるほか、行事などにあわせテーマを持たせた花手水が人気を博しています。

【宇治市】三室戸寺

西国三十三所観音霊場の第10番札所であり、京都有数の花寺として知られる三室戸寺。手水舎「霊泉不動水」に鎮座する不動明王の周りを囲むように、紫陽花、蓮など季節の花々が浮かび花寺の四季に彩りを添えています。また“あじさい寺”としても親しまれており、毎年6月〜7月にかけて境内に咲き誇る色とりどりの紫陽花は絶景!開花時期と合わせて、実施される花手水も紫陽花一色に!ガラスボールに入っているものや、手水舎に敷き詰められた紫陽花は息を飲むほどの美しさです。

【京都市右京区】二尊院

「真如堂」の花手水は手水舎にさりげなく添えられたお花が楽しめます。季節折々、「自然の彩を感じ美しいと思える自分の心を大切にしてほしい」との思いから、季節毎に趣向を凝らした花手水を実施しています。境内で咲いているお花で彩られているそうで、季節の移ろいを花手水から感じることができるのではないでしょうか。通年花手水を実施しているので、お清めの際に「今日はどんなお花だろう」と覗いてみてください。

夏には青もみじと向日葵やマリーゴールドなどの花々が爽やかに競演。小倉山の麓で花手水を眺めながら涼を感じてみて。

【京都市東山区】勝林寺

東福寺の塔頭寺院の一つである勝林寺。手水鉢いっぱいに鮮やかな色彩の草花が浮かぶ花手水は、その美しさと華やかさが魅力です。御本尊などは年2回の特別拝観を除き非公開ですが、花手水は年間を通じて見ることができるので、心華やぐ花手水を眺めに足を運んでみて。

「花は美しいのは当たり前ですが、自分自身を見つめ直すきっかけになっていただけたら」との思いから始められた花手水。「ありがままの姿をありがままに見る」という禅の精神が詰められているそうです。

梅雨の季節にもおすすめ!

まもなく梅雨の季節が到来します。花手水は「雨でも楽しめるスポット」ではないでしょうか。神社やお寺にある花手水は、場所によってさまざまな特色があります。カラフルな花手水は、フォトジェニックでインスタ映え間違いなしの美しと可愛さです。基本的には身を清めるための場所なので、撮影される場合は迷惑の掛からないよう十分に注意してくださいね。綺麗なお花がたくさん水に浮かんでいるので、みているだけで癒されますよ。