【2024年度版】大阪府内の花見スポット10選 名所も穴場もご紹介


まもなく春本番!長かった冬が終わり、待ちに待った春がやってきます。この時期みなさんが気になるのが、桜の開花情報ではないでしょうか。桜の美しい公園を散策しながら楽しんだり、ベンチに座ってお弁当を広げて楽しんだり、楽しみ方は様々。今回は、大阪府下のお花見スポットについて紹介します。

【大阪市北区】造幣局の桜の通り抜け

言わずも知れた造幣局の桜の通り抜けは、まさに大阪の春の風物詩。明治16年、時の遠藤謹助造幣局長の「市民とともに楽しもうではないか」との提案により構内の桜が一般開放されたのが始まりです。カンザン、フゲンゾウ、ショウゲツ、ヨウキヒなどの八重咲きの品種をはじめ、約140品種・約340本が約560メートルにおよぶ旧淀川沿いの通路を美しく彩ります。

ソメイヨシノよりも開花時期が遅くなるため、開催期間は2024年4月上旬~中旬頃の1週間とされています。インターネットでの事前申込制(先着順)。申込受付期間は3月中旬ごろ決定しますので興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

【大阪市鶴見区】花博記念公園 鶴見緑地

広大な園地にバラ園やアーモンドの森など、様々な種類の植物が植えられた鶴見緑地。2月下旬から見頃を迎える河津桜をはじめ、オカメ、陽光、ソメイヨシノと季節ごとに園内を彩る桜が変化し、長い期間花を楽しむことができます。特にソメイヨシノは、園内に約1100本植えられているため、見応えも抜群。自分の好きな花を探してみるのもおすすめです。

花博記念公園鶴見緑地の桜の見頃は、例年2月下旬~4月上旬です。天候や気温によって変化しますので、最新の開花状況などの詳細は公式サイト等をご確認ください。

【吹田市】万博記念公園

太陽の塔で有名な万博記念公園。「日本さくらの名所100選」にも選定され、桜の名所としても知られています。12種類約5500本の桜が咲き競い、3月中旬頃からは彼岸桜や寒緋桜が咲き始め、最後にソメイヨシノが園内をピンク色に染め上げます。

万博公園では、これまで「桜まつり」を開催してきましたが、今年は「SAKURA EXPO 2024」と題し、コンテンツを充実させ、より多くの来園者が楽しめる日本一の桜イベントを目指しています。

【大阪市中央区】大阪城公園

大阪城を中心に広がる緑豊かな公園で駅からも近い都会のオアシス。広大な大阪城公園全体を約3000本の桜が埋め尽くし、なかでも重要文化財に囲まれた西の丸庭園は、ソメイヨシノを中心に約300本の桜が楽しめる名所として知られています。

一方、玉造口には遅咲きの八重桜が植えられており、長い期間楽しむことができます。桜を眺めながら大阪城を知るには、谷町四丁目駅から大阪城公園への約3キロメートルのゴールデンルート(大手門~ミライザ大阪城~大阪城天守閣~青屋門~ジョー・テラス・オオサカ)がおすすめです。

【大阪市住之江区】住之江公園

四季折々の花が植えられた花と緑のスクエアや、野球場・球技広場・プールなどを備え、自然との親しみに加えスポーツも楽しめる公園です。2月上旬から開花し紅梅との共演が見られる寒緋桜から、万博協会から寄贈された大島桜、大池右岸や北側の住吉川沿いにはソメイヨシノもあり、長い期間桜を楽しむことができます。

住炭BBQ広場では、花見をしながらバーベキューが楽しめるます。コロナ禍があけた解放感もあり、思いっきり楽しんでみるのもいいかもしれません。

【大阪市北区】毛馬桜之宮公園

大川の毛馬洗い堰から下流の天満橋まで延長4.2kmの河川敷に植えられた桜並木は水都・大阪の春の風物詩。右岸には造幣局や泉布観など明治初期を代表する建築物が軒を連ねています。大川の流れに沿った桜並木のプロムナードには、天満橋から桜之宮橋(銀橋)あたりを中心に、ソメイヨシノ、山桜、里桜など約4800本が植えられており、毎年夜遅くまで沢山の花見客で賑わっています。

水上バスやボートもあり、川面からゆったりと桜を楽しむ人の姿もいるため、お気に入りの楽しみ方を見つけてみるのもいいかも知れません。

【大東市】深北緑地

球技広場やテニスコート、軟式野球場などのスポーツ施設をはじめ、遊具広場やドッグラン、BMX広場、バーベキュー広場など、充実した施設を誇る深北緑地。園内には「桜の園」と名付けられたエリアがあり、桜の季節になると園内の至る所で桜を見ることができます。ソメイヨシノをはじめ、早咲きの寒緋桜やしだれ桜、八重桜まで多くの種類の桜が植えられており、2月から5月初旬までさまざまな桜を見ることができます。

2024年3月22日(金)〜4月7日(日)の18:00〜21:00にはライトアップ夜桜灯り散歩が開催。さくらの園エリアのライトアップや撮影用の和傘レンタル、シンボルモニュメントやハートのフォトスポットが準備されています。ぜひ、お花見とともに楽しんでみてはいかがでしょうか。

【大阪狭山市】狭山池公園

「日本の歴史公園100選」にも選定されている狭山池公園。池の周遊路に早咲きの越の彼岸が多く、3月下旬から開花が見られ、大阪府内で一番に花見ができるとして有名です。また、八重桜類もあり4月中旬まで花見が楽しめます。2024年3月23日(土)~4月7日(日)に「桜まつり~春~」が開催され、日没から21時30分まで狭山池北堤のコシノヒガンのライトアップが行われます。

狭山池は灌漑(かんがい)用のため池としてはもちろん、風光明媚な桜の名所としても知られています。『枕草子』に「さ山の池」という記述が登場するのをはじめ、これまでに多くの歌や絵の題材にもなりました。

【堺市】大仙公園

堺市営で最も古い大浜公園は、古くからの桜の名所です。仁徳天皇陵古墳と履中天皇陵古墳の間に広がる緑豊かな公園で、「日本歴史公園100選」にも選定。公園内にはソメイヨシノや山桜、大島桜など、さまざまな種類の桜が植えられており、毎年春には花見を楽しむ家族連れで賑わっています。

公園の中央にあるどら池を囲むように約400本の桜が咲き、周辺は「桜の園」といわれ、あたり一面が幻想的な桜色に色づきます。園内には、芝生広場、児童の森、博物館、茶室、日本庭園などがあり人々の憩いの場となっています。

【大阪市鶴見区】念法眞教 総本山 金剛寺

大阪に総本山を置く念法眞教の金剛寺には四季折々の花が植えられ、中でも桜は毎年金剛寺の敷地を取り囲むように美しく咲き誇ります。数種類の桜をはじめ、桃やチューリップなど、さまざまな花が境内を彩る中、ピンクの法被で白象を曳く花まつり行列や、お釈迦様の像に甘茶をかける甘茶かけ、仏生会(ぶっしょうえ)など、さまざまな行事が行われています。

2月下旬から3月中旬は往生極楽堂前の河津桜や修善寺桜、3月末から4月上旬はソメイヨシノや木洩れ陽の路の八重桜が鑑賞できるため、長い期間さまざまな桜を見ることができます。

まもなく春本番!

まもなくお花見の季節が到来します。記録的な暖冬だった今年は、西日本の太平洋側を中心に、桜にとって“目覚め”の悪い春になりそうだと言われています。その代わり、荒天や極端な高温がなければ、桜の見頃は長続きしてお花見の季節を長く楽しめるかもしれません。ぜひ、開花情報をチェックしながら、春の訪れと桜の儚さを楽しんでみてください。