桜の宝庫!静岡県内の桜スポット10選

まもなく春本番!長かった冬が終わり、待ちに待った春がやってきます。卒業式や入学式、入社式などのイベントと重なるソメイヨシノは日本に暮らす私たちにとって人生の区切りを彩る特別な花ともなっています。今回はその中でも一度は訪れてほしい静岡県内の桜スポットを厳選して紹介します!

【伊豆の国市】狩野川さくら公園 

伊豆の国市で桜といえば、さくら公園を避けては通れません。狩野川さくら公園は、韮山駅と伊豆長岡駅の間の狩野川堤防に位置しています。狩野川沿いに約450mの桜並木が続き、シーズン中には冠雪した富士山と満開のソメイヨシノのコラボレーションが楽しめます。

広い川原には車を駐車できますので、お花見だけでなく、ウォーキングや願成就院、森山八幡宮などの北条ゆかりスポットの散策もおすすめです。

【浜松市】東大山の桜

花川堤防沿いの両サイドに約400本の河津桜が植えられ、ピンク色に染まった優美な花街道が見られます。住民有志が荒れ果てた河川敷を管理して、花川沿いに河津桜を約400本、ソメイヨシノを130本植樹。18年が経過した現在も毎年10本ずつ増やしており、東大山橋から上流約1キロメートルにわたる河津桜並木は県西部最大の規模を誇っています。

2024年2月17日(土)~3月10日(日)は、東大山河津さくらまつりを開催。花川の両堤防を彩る河津桜と菜の花畑で彩られた春景色をゆっくりと堪能しましょう。

【駿東郡】冨士霊園

富士山に抱かれた230万m2の聖地公園で「日本さくら名所100選」にも選ばれた広大な公園墓地。参道にはソメイヨシノ、山桜など約8000本の桜が植えられ、満開時には多くの人で賑わっています。霊園参道は奥へ行く程標高があるので、長い間素晴らしい桜の花のトンネルを楽しめます。

 見頃は例年4月の中旬頃を予定しており、桜が咲きそろう時期には息を飲むような美しい桜景色を堪能することができます。

【伊東市】伊豆高原

伊豆高原の桜のトンネルの規模は、伊豆半島でも最大級で大寒桜やソメイヨシノが例年見事に咲き誇ります。伊豆急行伊豆高原駅周辺から続く総延長約3キロの道の両側に桜が植栽されており、満開の頃には「桜のトンネル」「桜のアーチ」と呼ばれ、ピンク色のトンネルを楽しむことができます。

伊豆高原は旅先としても人気の高い旅行エリアで、多種多彩な温泉宿や観光スポットが数多く、さらに付近には伊東温泉や熱海温泉もあります。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

【静岡市】御殿山

徳川家康によって建設された「蒲原御殿」の背後にあったことから、その名がついた御殿山。江戸時代から桜の名所として多くの人から親しまれてきました。静岡市内でも有数の桜の名所で、約600本のソメイヨシノ、大島桜の花が山全体に咲き誇ります。

2024年3月30日(土)・31日(日)・4月6日(土)・7日(日)には、5年ぶりに「第31回かんぱら御殿山さくらまつり」が開催されます。夜間はライトアップも行われるため、幻想的な景色を味わうことができるでしょう。詳細は公式サイト等でご確認ください。

【静岡市】駿府城公園

広さ18ha、静岡市の中心部に広がる駿府城跡を整備した公園。四方を堀に囲まれた公園は今でも江戸情緒を感じさせてくれます。お堀端を埋め尽くす春の桜の花は趣深く、駿府城公園は徳川家康公の居城址で静岡市内の花見の名所として知られ、園内に植えられた約500本の桜の開花期間中は多くの花見客で賑わいます。

毎年開かれる「静岡まつり」は、満開の桜が見られる駿府城公園を中心に、静岡市中心部や青葉公園で実施されています。また、開花時期にはライトアップも行われ、多くの観光客を楽しませています。

【浜松市】浜松城公園

浜松市の中心部にありながら、豊かな緑に囲まれ、市の指定史跡にもなっている浜松城公園。徳川家康によって築城された浜松城を取り巻くように園内が約330本の桜で彩られ、浜松随一の桜の名所として多くの花見客で賑わっています。2024年3月23日(土)~4月7日(日)の期間には「浜松城公園さくらまつり」が開催され、多くの花見客が賑わう予定です。

「浜松城公園さくらまつり」会期中はぼんぼりが飾られ、夜は21:00まで園内をライトアップ。 天守閣の営業時間延長も予定されています。ぜひ興味のある方は、公式サイト等をご確認ください。

【浜松市】はままつフラワーパーク

ソメイヨシノを中心とした桜並木の美しさは映画の撮影に使用されたほどで、例年多くの花見客で賑わいます。桜とチューリップを共に楽しむことができる春の名所で、ソメイヨシノと入れ替わるように見頃となる八重桜の桜並木は、有名な大阪の造幣局通り抜けに並ぶ規模を誇ります。

桜並木ライトアップは2024年3月下旬~4月上旬に実施予定で、ソメイヨシノの見頃に合わせて開催予定です。総長1600mある桜並木のトンネルは昼夜で異なる姿を見せ、大温室「クリスタルパレス」や水と音楽、光の大噴水ショーも楽しめます。2024年は「浜名湖花博2024」開催のため、夜間開園時には噴水池にウォータースクリーンを使って映像を投影する迫力満点の特別な夜間演出も予定されています。

【熱海市】千歳川

神奈川県との県境となる千歳川。その千歳川沿いの熱海側約200mにソメイヨシノ40本、大島桜20本の桜並木があります。河原には菜の花が植えられている箇所もあり、桜のピンクと菜の花の黄色のコントラストが色鮮やか。近くには温泉があり温泉にきた人が桜並木の下を散策して楽しむことができるため、毎年多くの観光客で賑わっています。

開花時期は、例年3月下旬~4月初旬夜で、ライトアップも行われるため幻想的な夜桜を観賞することができます。

【熱海市】熱海城

海抜160mの天守閣展望台から、熱海市街地や熱海湾を一望できる熱海城。約200本のソメイヨシノが植樹され、初島や大島と熱海湾が一望できる熱海城にて毎年桜まつりを開催されています。昼は天守閣から眺める桜が美しく、夜はライトアップされた桜と眼下に広がる熱海の夜景が楽しめます。

2024年3月23日(土)~4月7日(日)は「熱海城桜祭り」を開催。庭園は無料で利用でき、焼きそば、から揚げ、ビール、日本酒なども出店されるので、家族や仲間とのピクニックにもおすすめです。

静岡は桜の宝庫!

桜の花が舞う姿に心躍るのが日本人というもの。今回は、美しい桜を見られる静岡県内の名所をピックアップしました。厳選したスポットは、どれも春を迎えるのが待ち遠しくなる場所ばかり!見頃の時期にはぜひ足を運んでみてください。